
「1978年の中国の大学入試の日本語の試験問題を見てみよう」という記事が中国版Instagramの小紅書に掲載され、中国人のコメントがたくさん投稿されています。ご紹介します。
Sponsored Link
[記事]
1978年の中国の大学入試の日本語の試験問題を見てみよう

(訳者注:中国の大学入試、通称「高考」は1952年に開始され、文化大革命の影響で1966年から1976年まで中止されていましたが、毛沢東が死去した翌年の1977年に再開されました。1978年の問題ということで、再開後2年目の問題ということとなります。以下、問題文の日本語訳です)
一、読み仮名を振りなさい
二、中国語に翻訳しなさい
三、空白を埋めなさい
四、次の言葉を用いて文を作りなさい
五、間違いを正しなさい
六、中国語に翻訳しなさい
七、日本語に翻訳しなさい
1.当時、私たちの軍の補給状況はあまり充実していませんでした。前線の生活はあまり裕福ではなく、各方面の設備も非常に簡素でしたので、医療活動も不便な状況の中で行わざるを得ませんでした。
2.①「北京に行ったことありますか?」②「何度も行ったことがありますよ」
3.食べ物はすべて国民党の反動派に奪われました。
4.父親は息子に新聞を取ってこさせました。
5. 彼女は母親と一緒で上海に行ったそうです。
記事引用元: https://www.xiaohongshu.com/explore/684d5c18000000002100a95f
※ 5個以上のGoodがあるコメントについて、Goodの数を載せています
※ 下記コメントで言及されている事柄の事実確認は行っておりません。真偽の判断はみなさまでお願いします
※ 当サイトのコメントポリシーと、「バカと言う人がバカ」の精神と中国人のスルー技術をもってコメントを書き込みましょう
Sponsored Link
■ 福建さん
「に対して」「にとって」の問題はこの頃からあったんだな [200 Good]
■ 湖南さん
考えて書かせる形式の問題は難しい。今より難しいと思う [107 Good]
■ 陝西さん
4-2は当時の時代を反映している [57 Good]
■ 広東さん
社会思想が濃すぎる問題 [74 Good]
■ 四川さん
当時日本語を勉強するためには政治審査が必要だったのだろう [37 Good]
■ 天津さん
論述型の問題は難しい [11 Good]
■ 在日中国さん
当時としては相当難しかったのでは?今の時代日本語1級よりも難しいかも [7 Good]
■ 別の在日中国さん
さすがに日本語1級よりら簡単だろ [26 Good]
■ 在日中国さん
1978年当時に日本語を勉強した人は、一体どんな目的があったのだろう [8 Good]
■ 福建さん
当時中ソ関係が最悪だったことがよくわかる [8 Good]
(訳者注:1978年当時、中ソ関係は最悪でした。1949年の新中国成立直後は中国とソ連は社会主義国同士で蜜月状態だったのですが、ソ連としては中国がソ連に従わずに独自の社会主義路線を進みだしたこと、中国としては国共内戦時にソ連が中国共産党を全面支援しなかったことからお互いを完全に信用しておらず、1955年ごろから両国の対立が表面化し、いわゆる「中ソ対立」が1985年ごろまで続くこととなります。五-3の問題文中の「社会帝国主義」は、当時の中国政府がソ連を批判する際に用いた言葉です)
■ 在日中国さん
当時は日本語を勉強するための教材はほとんどなかっただろうし、大変だっただろうな [5 Good]
■ 河南さん
「いきさつ」
■ 四川さん
北方領土についてはそのとおりだと思う
■ 河北さん
今は違うんだっけ?
(訳者注:上記中ソ対立の中、1964年に毛沢東が「北方領土は日本領」との見解を示し、中ソ対立解消後も中国政府はこの立場を維持してきました。しかし2023年に習近平がモスクワ訪問時に「中国は北方領土問題でどちらか一方の立場を取らない」と発言し、ロシア側に歩み寄って中立の立場に変更しました)
■ 湖北さん
普通に難しい。昔の問題だからもっと簡単なのかと思ってた
■ 香港さん
「下界」ってなに?
■ 在日中国さん
「げかい」。この世のこと
■ 遼寧さん
なるほど、当時のソ連は石油をタネに中国人民の首をしめあげようとしていたのか。最悪だな
■ 四川さん
これは面白い。ここまで政治色が反映されてるとはな。いい情報をありがとう
